2020
02.14

サブスク住宅とはどんな住宅? サブスクの意味とは?

パソコンソフトや動画配信サービスなどの分野ではおなじみの「サブスクリプションサービス」。車や家具・家電などにおいても広がりを見せていますが、最近は住宅分野でもサブスクリプションサービスが導入され始めています。

この記事では、サブスクリプションサービスとは何かを解説した上で、サブスク住宅のメリットとデメリットについて紹介します。場所に縛られない、自由で新しい居住スタイルに関心がある人は、ぜひ参考にしてください。

1.サブスクリプションサービスとは

1-1.サブスクリプションサービスの例

サブスクリプションサービスとは、定額の料金を支払うことで、一定期間利用できるサービスのことを指します。商品やサービスの数・量・回数ではなく、特定のサービス範囲を利用する権限の提供を受けるもので、「『所有』から『利用』へ」という概念が広がって生まれたサービスです。
有名な事例では、2012年にコンピューターソフトのアドビシステムズがDVDなどのパッケージソフト販売をやめ、毎月利用料金を支払うことで常に最新バージョンを利用できるサブスクリプション方式に変更しました。「Hulu」や「Netflix」、「Amazonプライム・ビデオ」などの動画配信サービスも、定額でコンテンツを見放題というサブスクリプション方式になっています。

1-2.サブスク住宅

住宅の場合、「サブスク住宅」というサービスを提供している会社のサービス内容は以下のようなものです。

① 初期費用がなく、家具・家電が備え付けられている
マンスリーマンションのようなサービス形態です。一般の賃貸契約にある初期費用が不要で、毎月一定額の家賃を支払います。物件にはすでに家具や家電が設置されているため、入居してすぐに生活できるようになっています。
② 一定料金を支払うことで日本国内または世界中の物件で住み放題
地方の個人所有の別荘を借り上げたりした物件で、月々定額の料金を支払えば、簡単に居住することができます。また、世界中に存在する、共有キッチンやコワーキングスペースがある物件を利用できるサービスを提供している会社もあります。

都市に自宅を所有しながら地方にも拠点を構えたい人や、全国を移動しながら仕事をしたい人には便利でしょう。
モノを所有せずシェアする考え方も普及してきていることを考えると、サブスク住宅はそうした新しい価値観から生まれたサービスといえます。

2 サブスク住宅のメリットとは

一般的にはまだなじみがないものの、サブスクリプション住宅は確実に注目度が高まっています。利用者にとってはどういったメリットがあるのかをまとめました。

2-1.購入や賃貸よりコストがかからない

住宅は「所有と賃貸のどちらがいいか」で意見が分かれがちです。どちらを選んだとしても、気になるのはコストの問題でしょう。戸建でもマンションでも、購入するとなると数千万円かかりますし、賃貸だと住宅ローンを抱えることはありませんが居住する限り家賃を払い続けなければいけません。また、どちらの場合でも家具や家電といった日常生活で使うものを一式そろえる必要があります。これらは経年劣化していくものなので8~10年ごとに買い替えるコストがかかることが多いでしょう。さらに、住宅を所有していると住宅本体のメンテナンス費用も大きな負担です。

サブスク住宅は、購入や賃貸契約時の初期費用といった大きな出費は不要です。家具や家電もあらかじめ部屋についているので、購買コストを大きく抑えられますし、身軽に引っ越しできるので、引っ越し費用も安くできるのです。

2-2.利用したい日数だけ契約できる

サブスク住宅は、利用したい期間だけ契約を結ぶことができます。物件によって多少違いがありますが、1か月の間に数日だけ使うプランから毎日使うプランまであり、用途に合わせて契約プランを選べます。

コワーキングスペースのようにオフィスメインで利用するのではなく、その場所で日常生活を送れますから、各自に適した自由なライフスタイルでの生活を実現できるといえるでしょう。

2-3.住む場所を選択できる

一定額を支払えば全国の物件に住み放題のサービスが受けられるサブスク住宅は、契約したプランの料金を支払えば、サービス提供会社が管理する物件から好きな物件を選ぶことができます。憧れていた土地や仕事のために滞在したい場所など、用途や好みに合わせて自由に選択できるのです。

もちろん1か所に決めて、定住に近い形で利用することも可能。ホテルのように「泊まる」感覚ではなく「住む」感覚を味わえるのは大きなメリットです。

3.サブスク住宅のデメリットとは

住む場所や期間を選べてコストも抑えられるとなると、サブスクリプション住宅に魅力を感じる人は多いでしょう。しかし、サブスクリプション住宅ならではのデメリットもあります。利用を検討する際に把握しておきたいデメリットについて挙げておきます。

3-1.好みの空間をつくることができない

サブスクリプション住宅は基本的に家具や家電があらかじめそろえられています。自分で準備する必要がない点は便利ですが、裏を返せば、自分が使う空間でありながら好みの空間につくりこむことは難しいというデメリットがあります。

例えばお気に入りのソファを置きたい、デザイン性の高い照明器具に変えたいといった希望があっても、すでに設置されている家具や家電を外して入れ替えることはできないケースが多いです。居住する場所や時間は選べるものの、居住する空間は自由にカスタマイズしにくいという点を納得できるか、しっかり検討することが大切です。

3-2.自由な環境でないと利用が難しい

好きな場所にある物件を選んで住むことができるのが、サブスクリプション住宅の最大の魅力です。しかし、このメリットを生かせるのは単身者など自分の意志で自由にライフスタイルを選択できる環境にある人だけとも言えます。

例えば子どもがいる人だと、未就学の年齢までは比較的自由に移動できますが、小学校に上がると数か月や数年で居住拠点を変えるのは現実的ではありません。介護が必要な家族や体力がないお年寄りが家族の中にいる場合も難しいかもしれません。

4.まとめ

「買う」「借りる」という2つの選択肢しかなかった住宅において、「利用する」という新しい形を提供するサブスク住宅は、働き方改革やモノを持たないという価値観の変化に伴いこれからますます注目され、需要も増える可能性があります。

サービスの内容は日々進化していますが、ひとつの新しい住まい方の選択肢が増えたとも言えます。「購入」や「賃貸契約」以外の「利用する」というサブスク住宅。関心がある人は、ぜひ利用を検討してみてください。

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