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新卒3年定着率95%! 新入社員の帰属意識を高める社員研修の工夫とは?

2021.08.17

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株式会社SHINKO
株式会社SHINKO

病院や調剤薬局の会計システムや電子カルテなどの運用保守から最新のITネットワーク構築、セキュリティ対策支援、ITソリューション等を全国60か所以上で手がける株式会社SHINKO。今年で創立68年、老舗企業としてIT業界を牽引し、ますます発展する同社の人財育成方法とは? コロナ禍での研修の工夫、社員を大切にする姿勢、社員のエンゲージメントを高める施策などを人財開発推進室の副室長・佐々木俊行さんに伺いました。

この記事のポイント

  • 誇りを持って仕事をしてもらうには? 
  • 社員教育の成果を最大化させる、集合・オンラインのハイブリッド研修
  • 新入社員に安心・快適な生活環境を。設備はもちろん周辺環境も重視した部屋選び
  • コロナ禍でも研修のモチベーションを維持する工夫

帰属意識を高める研修・社員教育とは? 入社時の納得感、親御さまの気持ちも考えた丁寧な採用も重要

― 佐々木さんが担当されている業務についてお聞かせください。

人財開発推進室の主な業務は新卒・中途の社員採用と採用後の教育です。

当社は、医療関連機器の保守が事業基盤となっており、北海道から沖縄まで、60拠点以上、従業員は900名以上在籍しています。よって、なかなか一堂に会する研修を行うのは難しいため、仕事の空き時間で研修ができるe-ラーニングを自社構築し運営しています。

しかしながら、実機を触りながら実施しなければならない集合研修があり、東京本社に社員を集めています。新入社員に対して集合研修を実施するにあたり、社員の一時的な住まいとしてマイナビBizを利用しました。

― 社員教育において重視していることや課題を教えてください。

1つ目は、人間性の育成です。当社の事業は、病院や薬局等のお客様先へ出向き実施する仕事がほとんどです。エンジニアとしての基本技術が備わっていることはもちろんですが、それよりも大切なのは、お客様に対するホスピタリティ等の人間性だと考えています。研修の中でもこの部分の教育を重要視しています。

2つ目は、当社社員としてプライドを持って働いてもらうことです。当社は一般的には未だ知名度が高くありません。しかしながら、各種業界のインフラ事業を支えている重要な役割を担っています。よって、学生時代の友人や家族に、当社で働くこと=社会に大きく貢献していることを自慢できるようになってもらいたいと思います。当社では、入社時に当社で働く意義や自分の役割を認識し、プライドをもって働けるような研修に力を入れています。

― 社員としてのプライドや誇りを持ってもらうために、具体的にどのようなことをされていますか?

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当社で働く意義については経営理念等の理解を促すために時間を割いて伝えています。また、3年目をゴールとしたキャリアプラン設計等についても研修を行っています。
入社前の内定時点で面談を1人ずつ行い、忌憚なく本音で話してもらいます。これは入社後のミスマッチを起こさないためにも重要な試みです。

もし内定者に「実は(入社を)迷っている……」といった心の揺らぎがあれば、この面談で率直に言ってもらいたいと思っています。本音で話せるように、ざっくばらんかつ真摯に向き合います。「将来どんな風になりたいの?」「入社後に何がしたいの?」「本当にウチの会社に入りたいの?」など、本音と建前の溝を埋めていきます。また、当社が事業を拡大する上で内定者を必要としていることを伝えます。そうすることで、自分の働く意義や役割が明確になり、覚悟を決めて入社してくれます。

この他にも内定者の親御さまが安心されるように、いくつかの施策も実施しています。当社が大切なお子様を預かるうえで信頼できる企業であることを、まずご理解していただくことが必要だと思います。

このような施策等で、今では入社後3年の社員定着率が95%に達しています。

コロナ禍の新入社員研修で見えた課題。緊急対応の中で見えてきた本質

― 2020年と2021年の新入社員研修の内容について教えてください。

新入社員研修は、例年30~40名が受けています。コロナ禍でも採用活動に影響はなく、2021年の採用人数は45名でした。

例年、1年の新入社員研修のうち、集合研修は約3か月間東京で実施しています。

2020年は4月の緊急事態宣言発令の影響で急遽オンライン研修に切り替えました。これまで経験がなく、かつ急であったことから環境の整備が非常に大変でした。地方出身者は、実家かマイナビBizのマンションかどちらかを選んでもらい、そこからオンライン研修を実施しました。緊急事態宣言が明けた5月末から集合研修を行いました。
2021年は、緊急事態宣言の発令も想定し、4月はリモート、5月からの2か月間は対面での研修を計画しました。集合研修を実施するかどうか最後まで悩みましたが、新入社員のキャリア育成を鑑み、思い当たるあらゆる感染対策を講じたうえで実施することにしました。月に1度のPCR検査、出社前の体温測定、フェイスシールド等、新入社員や親御さまへの配慮を徹底しました。約30名の地方出身者がマイナビBizのマンションで生活をしました。

― 対面研修の意義と、コロナ禍での研修における課題は?

対面研修のよさは、互いの様子や雰囲気を感じながら教育できるところです。新入社員にとってもオンラインよりも対面で行う方がやはりよいと私自身は感じています。

コロナ禍はまだ数年続くでしょう。オンラインツールをうまく使いながら、教育の品質を維持していきたいと思います。以前は新入社員研修に限らず、既存社員研修も東京に集めて実施していました。しかしオンラインツールが発達したことで、各拠点の社員が時間を有効活用して勉強ができるようになりました。研修については、コロナ禍で一概にダメージを受けたわけでもなく、思わぬよい副作用もたくさんありました。

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研修時の部屋の選び方も工夫。部屋の質が研修に及ぼす影響とは

― 2020年にはじめてマイナビBizを利用したきっかけは?

採用活動のイベントでお世話になっていたこともあり、マイナビBizのマンションについて問い合わせをしたところ、1棟にまとめて複数の新入社員が入居できると聞き、そこから使わせていただいています。契約窓口の1本化や物件立ち会いも1回で済み、管理コストが大幅に低減しました。

― ビジネスステイの他社マンションと比べて、マイナビBizを選ばれた理由は?

一番の理由は、環境面がしっかりしているとです。マイナビBizはインターネットの速度も速く、オンライン研修においても支障が全くありませんでした。また、駅からも近く、環境のよい物件が多いことで、使い勝手や交通費と合わせたコストバランスがよかったです。

新入社員研修は3か月弱の住まいですが、研修中の生活環境は重要ですし、地方から送り出した親御さまに余計な心配をさせてしまうのもよくありませんよね。
オンライン研修も実施するため、長時間でも快適に過ごせるように、環境面・設備面に関して細心の注意を払って選びました。騒音や設備トラブルなどクレームやトラブルにはとても気をつけていましたので、そういったことがもともと起こりにくいマンションを用意したいと思っていました。

当社は、女性社員と男性社員を地域に分けて入居できる物件を希望していました。棟単位で入居をまとめることができ、管理面ですごく助かりました。入居後のサポート体制もしっかりしており、何かあったときも担当の方にご連絡するだけで済み、非常にスムーズな対応でした。

― 前年に続いて2021年もマイナビBizを利用した理由は、どういったところでしょうか?

前年利用した社員からの評判がとてもよかったからです。担当営業の方から当社の要望に合わせた提案をしていただき、物件を選定しました。当社では、必ず物件を選定した後は、最寄り駅から物件まで昼も夜も実際に歩いてみます。「物件は綺麗だけど、この居酒屋の前を通るのは、若い女性ならイヤだよね?」などと言いながら。社員の立場に立ち、万全な環境を用意することで安心して住まわせることができました。

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一人暮らしが初めての社員でも安心できる環境。親御さまからの信頼も得られる結果に

― マイナビBizを利用された新入社員の方の声はどんなものでしたか?

お部屋が綺麗という声は多かったです。さらに家具付きの物件をお借りしているので、洋服だけ持ってくれば、ホテル並みの生活が送れるということです。不要な出費が抑えられるということで喜んでいる社員がたくさんいました。

実はこの新入社員研修が、初めての一人暮らしだという社員も結構います。去年は特にコロナウイルス感染拡大の先行きが不透明だったこともあり、社員と一緒にマンションを見に来る親御さまもおられました。親御さまから「こんなきれいなマンションに住めるんですか? 心配しなくてよかったです」と言っていただけて、安心して任せられる企業として、親御さまにアピールできたのもうれしかったです。ボロボロの物件でしたら、親御さまも先行きを含めて心配してしまいますから。

去年と今年の新入社員たちは、マンションの中に籠もる生活を強いられました。社員たちのモチベーションを保つには、居住環境がよいことが最低条件だったと思います。

― 最後に、社員研修中の滞在先としてのマイナビBizの利点について教えてください。

プライベートな空間を保ちつつも、同期が同じマンションで住んでいることは、新入社員にとってすごく心強かったと思います。おかげさまでメンタルを崩す社員はいませんでした。

自分の不調を口にするのは、とても勇気のいることです。「○○さんの様子が少し気になります。ちょっと気をつけてあげてください」という情報も、他の人から伝わるとすぐに話を聞き、フォローができる。そんなところも1棟に社員を集めるよいところだと思います。

居住環境がよい物件で研修を行うことは、社員のモチベーションにつながります。安心して暮らせるお部屋で研修ができるのも会社から期待されている、会社から大切にされていると感じることで、社員としての責任感が芽生えるからです。

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病院や調剤薬局の会計システムや電子カルテなどの運用保守から最新のITネットワーク構築、セキュリティ対策支援、ITソリューション等を全国60か所以上で手掛ける。マイナビBizは2020年、2021年と主に新入社員研修時の滞在先として、マイナビSTAY深川門前仲町、マイナビSTAY秋葉原、マイナビSTAY秋葉原駅前、マイナビSTAY亀戸を利用。男性社員と女性社員でマンションを分け、女性と男性で1棟ずつ利用。

病院や調剤薬局の会計システムや電子カルテなどの運用保守から最新のITネットワーク構築、セキュリティ対策支援、ITソリューション等を全国60か所以上で手掛ける。マイナビBizは2020年、2021年と主に新入社員研修時の滞在先として、マイナビSTAY深川門前仲町、マイナビSTAY秋葉原、マイナビSTAY秋葉原駅前、マイナビSTAY亀戸を利用。男性社員と女性社員でマンションを分け、女性と男性で1棟ずつ利用。

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