2026/09/28

社員エンゲージメントを高める住環境。一棟借り型の社宅運用を見直し、物件品質の公平性と総務負担を改善

ケミカルグラウト株式会社
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ケミカルグラウト株式会社

業種建設・建築
従業員数340名~

課題

  • 一棟借り型の社宅では勤務地に合わせた物件選定が難しく、通勤負担や物件品質のばらつきが生じていた
  • 家具の準備や入居中のトラブル対応を総務が担い、社宅管理の負担が大きかった
  • 入居直前では希望条件に合う物件を確保しにくく、早期確保との両立が課題だった

解決策

  • 一棟借り型から、家具家電付き物件の個別契約へ順次切り替え
  • 物件手配から家具・布団の準備、入居中のサポートまでマイナビBizに一元化
  • 事前予約・キャンセル補償サービスを活用し、早期から物件を確保

効果

  • 通勤利便性と物件品質が向上し、社員の住環境に対する不公平感を解消
  • 家具の準備やトラブル対応が減り、総務の社宅管理負担を軽減
  • 希望条件に合う物件を、入居時期に余裕を持って確保できるようになった

一棟借り型の社宅で、通勤負担と物件品質のばらつきが課題に

― 以前から借上社宅制度を導入していたそうですね。

矢羽田様:はい、以前からマンスリーマンションを一棟借りし、主に新入社員向けの社宅として運用してきました。これまで毎年新入社員が10~20名ほど入社し、社宅は常時10戸以上用意する必要がありました。毎年物件探しを行っており、課題もありました。

― どのような課題だったのでしょうか。

矢羽田様:一棟借りを主としていた頃は、都内の練馬や池袋エリアに寮があり、横浜市鶴見区にある技術センターまで通う社員の通勤負担が課題になっていました。通勤時間が長くなると体力を消耗しますし、業務時間外にくつろげる時間も減ってしまいます。そのため、技術センターに近い物件への住み替えを考え始めました。
また、新卒社員向けの社宅を用意するなかでは、物件による設備や築年数などの違いから、住環境に差が生じることもありました。社員同士で社宅について話す機会もあるため、会社としては、できるだけ公平感のある住環境を提供したいと考えていました。

― その中で、マイナビBizを導入するに至った経緯を教えてください。

大野様:当時利用していたマンスリーマンションサービスで希望条件に合う物件を確保できない時期があり、他社を検討する必要が生じました。ちょうど社宅担当が前任者から私たちに引き継がれるタイミングだったこともあり、社宅運用そのものを見直すことになりました。
マイナビBizからも提案を受けていましたが、初年度は他社で条件に合う物件が見つかったため、導入には至りませんでした。その後、池袋の寮から鶴見の技術センターへ通っていた社員の通勤負担を軽減するため、鶴見周辺の物件を依頼したのが最初の利用です。
その際、社員が所有していた家具に合わせて、備え付け家具の一部撤去にも対応してもらいました。こうした個別の要望にも柔軟に対応してもらえたことで、社員一人ひとりの状況に合わせた住まいを用意できると感じました。そこから、新入社員向けの社宅についても、順次マイナビBizへ切り替えていきました。

― 最終的にマイナビBizを継続的に利用するようになった決め手は何ですか。

矢羽田様:新年度にまとまった数の部屋を確保したいと考えた際に、予算内かつ、立地・内装・築浅の物件が多いこと、家具家電付きであるほか、さらに布団の手配もできる点が魅力でした。すべての条件が合致し、自然とマイナビBizを継続利用することになりました。

家具の準備から入居中のサポートまで一元化し、総務の管理負担を軽減

― 実際にマイナビBizを継続利用してみていかがですか。

矢羽田様:あらかじめ家具家電付きの物件が用意されているため、総務部門の手間が大幅に減りました。
というのも、以前は社宅を借り上げた後に、総務担当者自身でベッドやマットレスなどを手配していたんです。その後の搬入作業も自ら行っていました。入居者の入れ替え時には家具メンテナンスも私たち総務担当者が担っていたことから、かなりの手間がかかっていました。
それがすべてマイナビさんに任せることができるのはありがたいです。

― それは大変でしたね。そのほかにも苦労はありましたか。
大野様:鍵の受け渡しについても課題がありました。各居室の鍵の管理と交換、トラブル処理も総務が直接行っており、受け渡しミスや鍵の不具合対応に苦労していました。特に鍵のトラブルが発生した際は、連絡を受けてから現場に駆けつけるまでに時間がかかるうえ、鍵の交換の手配をするまでにもタイムラグが生じていました。

マイナビBizを導入してからは、入居中の鍵の紛失や不具合といったトラブルも緊急サポートセンターが対応してくれるようになり、総務の負担が大きく軽減しました。また借り上げている物件が首都圏の各地に分散していても、すべてマイナビさんにまとめて管理してもらえる。自分たちの管理の手間が増えないところもありがたいですね。それゆえ、一棟借りにこだわる必要がなくなりました。

― サービスを導入してみて良かった点はありますか。

大野様:事前予約・キャンセル補償サービスが良かったです。

通常新入社員を迎え入れるためには、早くから入居物件の契約をします。そのため入居の2~3ヶ月前から家賃が発生しますが、このサービスを利用すると、入居前数ヶ月間の家賃が発生しません。不要なコストを回避できる点が大きなメリットでした。契約後に家賃がすぐ発生するとなると、なるべくコストを抑えたいために、入居時に近いタイミングから契約したいものです。しかし、あまりに入居タイミングギリギリに契約しようとすると、良質かつ希望の物件の確保が難しくなるジレンマがあります。サービスのおかげで早い時期から余裕を持って居室の申し込みをすることができました。

矢羽田様:何より物件数が豊富で、当社が考える条件に合致する居室候補が多いですね。そして当社の担当である木村さんとのコミュニケーションに安心感があることも良い点です。相談ごとは迅速に対応してくれることがありがたく、とても信頼しています。

一定水準の住環境を整え、初めての一人暮らしにも安心を

― 現在社宅で暮らしている新入社員の内野様。社宅に住もうと思ったきっかけは。

内野様:実は実家も都心エリアにあるので通勤できる距離だったのですが、一人暮らしをしてみたいという気持ちがあって、社宅制度を活用しました。社宅が家具家電付きと聞いていたので、初期費用や手間がかかりません。一人暮らしが初めてでも安心してスタートできると思って挑戦してみました。

― 実際に住んでみて、いかがですか。

内野様:必要な設備がすべて整っていて、快適に暮らせています。武蔵小杉は住環境が良く、スーパーや飲食店、商業施設などが充実していて生活には困りません。また、交通の便が充実している点も良いですね。通勤も1時間かからないため負担がありません。

― 同期のみなさんとの間で、社宅について話すことはありますか。

内野様:はい。同期の間で「自分の部屋にはこんな設備があって」「私の居住エリアはこんな環境だよ」など、それぞれが暮らす居住エリアや空間の情報を交換したりする機会があります。互いの部屋を行き来することはないのですが、自然に自分が暮らす空間の心地よさをアピールする会話が生まれていますね。「いい物件に住んでいる」という誇りがあるからなのだと思います。

矢羽田様:不満があるときほど、総務には声が上がってくるものですが、現在は社宅に関する大きな不満は寄せられていません。大きな不便なく暮らしてもらえていること、そして会社として目指す水準の住環境を提供できていることの一つの表れではないかと感じています。

社宅を充実させるということは、社員を大切に思うこと

― お話を伺っていると、社宅への取り組みに力を入れているなと感じます。どのような考えで住環境を整えているのでしょうか。

矢羽田様:はい、社宅制度にはとても力を入れています。採用説明会の際から社宅制度を積極的にアピールしています。新生活への不安に対して、会社として全面的にサポートしますので、安心してほしいという思いがありますね。

大野様:新入社員の通勤負担の軽減のためにも、物件選定にも細かく配慮しています。勤務地と社宅間の乗り換えは1回のみ、駅から徒歩10分以内など、立地を最優先に物件を選定しています。居室の広さは20㎡~25㎡を条件としており、安全面への配慮が必要な社員にはオートロック付きで2階以上の部屋に限定するほか、治安の良いエリアであることも条件にしています。

矢羽田様:物件選定の際に立地を配慮しているのには、私たちの職業柄が大きく影響しています。
社員の多くは建設現場で勤務しており、現場によっては早朝から業務が始まることもあります。通勤時間が長ければその分起床時間も早くなり、帰宅も遅くなってしまいます。少しでも通勤時間を短くできれば朝はゆとりを持って準備でき、帰宅後に身体を休める時間も確保できます。
だからこそ、社員の心身の負担を軽減するためにも、毎日の生活の基盤となる住環境にはできるだけ妥協したくないと考えています。

― 入社前から余裕を持って新生活を始められるよう、入居時期や社宅の利用条件にも配慮されているそうですね。

矢羽田様:はい、特に地方出身の新入社員が早く社会人生活になじめるよう、住居面から手厚くサポートしたいという考えを持っています。そのため入社前に余裕を持って準備してもらえるように3月20日頃から入居できるようにしています。

大野様:元々は遠方出身者向けの独身寮でしたが、10年ほど前に公平性を重視して「実家からの距離」による利用制限を撤廃し、希望すれば誰でも社宅を利用できる制度に改善しました。現在は独身・35歳までの希望者全員が利用可能です。


矢羽田様:というのも社宅制度の充実化は、採用時のみならず、定着や仕事のパフォーマンス向上のためにも重要だと考えているからです。安心して身体を休められる住環境が整っていれば、日々の業務にも集中しやすくなります。総務・人事・教育担当が同部署内で連携しており、社員の声を拾いやすい風通しの良い社風が背景にあります。実際、最近は待遇・福利厚生への不満による離職はほぼ聞かなくなりましたね。

住まいを通じて、入社後の安心と会社への信頼につなげる

【従業員エンゲージメント向上プロジェクト】
マイナビBizの物件に入居する新入社員が、入社前後を安心して迎えられるよう、企業と新入社員を住まいを通じてつなぐ取り組みです。
専用のウェルカムサイトでは、採用担当者や受け入れ担当者からのメッセージを届け、企業の想いや歓迎の気持ちを伝えます。また、入居手続きや新生活に関するFAQ、サポート窓口を案内することで、新入社員が抱える不安や疑問の解消を図ります。
さらに、入居者アンケートを通じて新入社員の声を収集し、企業へフィードバックします。新生活の立ち上がりを支えるだけでなく、今後の受け入れ環境や従業員体験の改善にもつなげます。
新入社員との最初の接点のひとつとなる「住まい」の体験を整えることで、入社初期の不安を軽減し、会社に対する安心感や信頼感を育み、その後の定着を後押しすることを目指しています。

― 今回、マイナビBizの新しい取り組みである「従業員エンゲージメント向上プロジェクト」にも参画いただきました。参画の背景を教えていただけますか?

大野様:お声がけいただいた際、私たちが社宅制度を通じて大切にしてきた思いと、このプロジェクトの考え方が重なっていると感じ、参画しました。
新入社員にとって、入社時期は業務への不安だけでなく、生活環境の変化や各種手続きなど、精神的にも負担の大きい時期です。そのため、単に住まいを手配するだけでなく、「会社が新生活のスタートを支えてくれている」と感じてもらえることを大切にしてきました。
入社直後の体験は、その後の会社に対する印象や帰属意識にも影響すると考えています。ウェルカムサイトを通じて会社の思いを伝え、入居者アンケートによって新入社員の声を今後の受け入れ環境へ反映できる点にも意義を感じています。

― 内野様は、社宅制度や会社による住環境への配慮をどのように感じていますか。 

内野様:心地よく暮らせる環境を用意してもらえることに加えて、入居後も私たちの要望を聞いてもらえるオープンな雰囲気があるため、「社員を大切にしてくれている」と感じます。
大野様:今回、内野の話を聞き、私たちが制度を通じて大切にしてきた思いが、新入社員に少しでも届いていたことを実感できました。担当者として大変嬉しく思います。

― 最後に、今後の社宅制度についての展望をお聞かせください。

大野様:当社は社員数が比較的少ないからこそ、一人ひとりの声を細やかにすくい上げることを大切にしています。こうした当社の良さを生かしながら、今後も社員が長く心地よく働ける住環境を提供していきたいですね。そのためにも、マイナビBizと密に連携していくことが大切だと感じています。

矢羽田様:今後も、「働きやすさ」を業務内容や執務環境だけでなく、業務外の生活環境まで含めて考えていきたいと思います。

住環境に配慮することで、社員にも「私生活を含めて会社から大切にされている」と感じてもらえるのではないでしょうか。その実感が、「この会社で長く働きたい」「もっと貢献したい」という気持ちにもつながると思います。

一度ご縁があって入社いただいた社員には、長く健やかに働いてもらいたいと考えています。今後も社員の声を取り入れながら、社宅制度や住環境をより良いものへと改善していきたいですね。


 


マイナビBiz導入事例集―企業様ごとどのように住環境を設計・改善したのかご紹介しています

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