夏季休暇期間中のお問い合わせ窓口休業のお知らせ
【重要】新型コロナウイルス感染症への対応について

閉じる

コワーキングスペースをするなら知っておきたいメリットとデメリットを解説

2週間前

テレワークがコロナ禍で浸透したことをきっかけに、コワーキングスペースを利用している人が増えています。

従来、郊外のコワーキングスペースは利用者が多くはありませんでしたが、テレワークの導入によってベッドタウンのコワーキングスペースでも利用者が増え始めました。

テレワークが浸透すれば、今まで数が少なかった郊外でもコワーキングスペースが増えていく可能性はあります。

では、賃貸オーナーから見たコワーキングスペースにはどのような特徴があるのでしょうか。そこでこの記事では「コワーキングスペースのメリットとデメリット」について解説します。

1.コワーキングスペースのメリット

最初にコワーキングスペースのメリットについて解説します。

1-1.収益性が高い

コワーキングスペースは、成功すればオフィスとして賃貸するよりも収益性が高いというメリットがあります。

コワーキングスペースとは、会員制で事務所スペースを共有する施設のことです。利用会員を集め、利用者から毎月、会費を徴収する形式のビジネスモデルとなります。

利用者は、基本的に日中の好きな時間にコワーキングスペースを訪れ、そこで仕事を行います。

テレワークの普及によって家に自分の仕事部屋のない人や、家族がいて自宅で仕事に集中できない人などが、自宅以外の仕事場としてコワーキングスペースを利用する機会が増えてきました。

コワーキングスペースは、1つのスペースに対して利用者を何人でも増やすことが可能です。オフィスの賃貸のように1つのスペースに1テナントという関係ではないため、利用者が増えればオフィスとして貸すよりも収入を増やすことができます。

コワーキングスペースは、会員を集めれば集めるほど収益を上げることができるビジネスモデルのため、通常のオフィス賃貸とは収益構造が異なる不動産の活用方法となります。

1-2.規模の小さな物件でもできる

コワーキングスペースは規模の小さな物件でもできるというメリットがあります。コワーキングスペースは、一般的には大きな机や個別ブースがあり、自分の机が定まっていないフリーアドレス方式のような仕事スペースです。

基本的には全会員が同時に席を利用するということはないので、会員数は実際の席数以上に存在する形となっています。よって、小さなスペースでも多くの会員を集めることは可能です。

また、コワーキングスペースでは、住所貸しのようなサービスもあります。個人事業主で独立したような人が、名刺やホームページで自宅の住所を開示したくないというニーズがあり、住所だけ貸すサービスも提供できます。

オフィス賃貸のように賃貸面積の広さによって収入が決まるものではないため、小さな物件であっても大きく稼げる不動産活用です。

1-3.サービスで差別化しやすい

コワーキングスペースはサービスで差別化しやすいという点がメリットです。コワーキングスペースは、スペースによって有人受付や無料ドリンクサービス、郵便物の受け取り、法人登記、キッチン等のさまざまなサービスがあります。

これらのサービスは、施設側のアイデア次第でさまざまなものが提供されています。他のコワーキングスペースが提供していないサービスを行えば、他の施設とも差別化が可能です。

一般的な不動産賃貸業では、サービスを伴わないため差別化は難しいとされています。不動産賃貸業では、結局のところ、立地が主な差別化要因です。

一方で、コワーキングスペースでは、提供するサービスによって他の施設からの優位性を勝ち取ることができるため、多少立地が悪くても集客することができます。必ずしも一等地ではなくてもできるという点が、コワーキングスペースのメリットです。

2.コワーキングスペースのデメリット

コワーキングスペースのデメリットについて解説します。

2-1.会員集めに時間とコストがかかる

コワーキングスペースは、会員集めに時間とコストがかかるという点がデメリットです。確かに成功すればオフィス賃貸よりも高い収益を得ることはできますが、成功するかどうかは不確実であり、またすぐには成功するものでもないという特徴があります。

集客は、インターネット広告等を利用し、ホームページの露出度を上げて、地道に続けていくことが必要です。

オフィス賃貸なら初月から安定収益を上げることはできますが、コワーキングスペースだと収益が安定するまで2~3年はかかります。

通常のオフィス賃貸にはない集客の苦労が発生し、なかなか収益が安定してこないという点が特徴です。

2-2.入居者選定が難しい

コワーキングスペースは、入居者選定が難しいというデメリットがあります。コワーキングスペースは、住所貸しのようなバーチャルオフィスとして利用されることも多いです。

創業したての会社や個人事業主が借りることが多いですが、中には怪しいビジネスをしている人たちもいます。

投資詐欺グループが住所だけを借りているようなケースもあり、被害に遭った人がコワーキングスペースに押し寄せてくることもあります。

事件がニュース沙汰になればコワーキングスペースとしての信用を失ってしまいますので、入居者選定はしっかり行うことが重要です。

2-3.サービス設計が難しい

コワーキングスペースは、サービスで差別化しやすいものの、そのサービス設計は難しいという点がデメリットです。

コワーキングスペースでは、無料のコピー機を置く、飲料サーバーを置く等のさまざまなサービスがありますが、これらの設備に頼ったサービスは真似されやすく差別化しにくいという側面があります。

差別化しやすいサービスは、受付や電話対応、来客者へのお茶出し等の有人サービスです。しかしながら、有人サービスを提供しようとするとコストが高くなってしまいます。

コワーキングスペースは、立ち上げ当初は会員数が少ないため、有人サービスを提供すれば赤字です。

運営コストを考えながら適切なサービスを提供しなければならないので、運営しながら試行錯誤を続けていくことが必要となります。

まとめ

以上、コワーキングスペースのメリットとデメリットについて解説してきました。

コワーキングスペースには「収益性が高い」「規模の小さな物件でもできる」「サービスで差別化しやすい」といったメリットがあります。

それに対して、「会員集めに時間とコストがかかる」「入居者選定が難しい」「サービス設計が難しい」という点がデメリットです。

特徴を理解し、新しい土地活用の選択肢として取り入れてみましょう。


竹内英二

不動産鑑定士・賃貸不動産経営管理士。不動産開発業務や不動産コンサルティング業務を経験し不動産投資の分野に精通している。代表取締役を務める(株)グロープロフィットは、不動産鑑定士事務所及び宅地建物取引業者であるため、最新の不動産動向も把握。

あなたにおすすめの記事

新着記事

賃貸経営お役立ち情報【PR】

賃貸経営お役立ち情報【PR】

お電話でも受付中

入力方法が分からない場合など、お気軽にお問い合わせください。

0120-112-180

無料!お電話で問い合わせる

受付時間:9:30~18:00
月~金曜日(祝日・年末年始を除く)